パーソナルジムの選び方〜番外編〜
前回、前々回はパーソナルジムの選び方ということで、前編と後編に分けて記事を書いてきました。
今回は番外編ということで、パーソナルジムまたはパーソナルトレーニングの価格帯について書いていこうと思います。
みなさんはパーソナルジムの価格帯についてはどう思いますか?
パッとした直感では、おそらく『高い』という印象を持っていると思います。
ではなぜ価格は高くなるのか?そしてなぜその価格帯にもばらつきがあるのか。
これを説明していこうと思います。
ただその前に、前提の話をしていきます。
パーソナルジムまたはパーソナルトレーニング自体の価格が比較的高額なのは、トレーニングジムまたはトレーニングに『価値』がついているからになります。
簡単に言えば、車と同じです。
車は車でも価格はピンキリですよね。100万円近くから乗れる車から何億もする車まであります。
人によってはただの移動手段。逆にある人からすれば自らのステータスを表すためのものでもあります。
つまり、人によって同じ車でも『価値』が異なってくるのです。
ただの移動手段としか捉えていない人は、高い車に価値は感じませんし、ステータスを求めている人にとっては安い車に価値をあまり感じません。
パーソナルジム、パーソナルトレーニングも理屈は同じになります。
パーソナルジムまたはパーソナルトレーニングに価値を感じていない人は高いと感じますし、魅力を感じる人はそれ相応の値段と考えることができます。
何が言いたいかというと、ものを『価格』だけで捉えるのではなく、その人その人によって価値が変わるので、価格について高いと感じるか安いと感じるかは、人それぞれということです。
この前提があってからの、パーソナルジムまたはパーソナルトレーニングの価格についての説明になりますので、よろしくお願いします。
それでは説明していきます。
まず、パーソナルジム、パーソナルトレーニングの価格帯は『大手』と『個人』で大きく異なってきます。
ざっくりですが、主にジム運営にかかる費用は、店舗代(家賃)、広告費、人件費、システム管理費、設備導入費(初期であればローン)、そのほか諸々小さいものがありますが、ざっとこのような感じです。
これは大手、個人でも大体同じになりますが、費用負担の割合が大きいのはやはり人件費と広告費と設備導入費です。
ここで大手と個人ではこの3つの費用負担割合が大きく変わってきます。
大手はそれなりの資本力があるために、サービスを拡大するために欠かせない人件費、そしてサービスを認知させる広告費に大きく投資ができます。そして、売上を大きく上げるための設備にも大きく投資ができます。
逆に個人は資本力がないので最初から大きく展開はできません。大手とくらべて人件費はそこまでかからないですが(1人ならむしろかからない)、売上を上げる力が少ないので設備や広告費にもあまりお金がかけられません。
上記の点から、大手はそれなりの資本があることで大きな投資ができ、短期的に売上を上げることができます。しかし、それにかかる人件費や設備の費用も大きくなり、より多くの広告費もかけなければならないため、どうしても利益を取るには単価をあげていかなければなりません。
個人は大手の逆になります。
確実に進めていく必要があるために、全てを小さく始めなければなりませんが、そうなると売り上げもなかなか上げることができません。
毎月かかってくる費用は大手に比べれば小さいので、その分単価も低くすることもできます。
まとめると、大手と個人の費用の内容はほとんど変わらないですが、人件費、設備、広告費が大きく異なることで、大手はその費用の回収のために単価(=パーソナルジムまたはパーソナルトレーニングの価格)が高くなりがちということです。
あとは大手は名前が知れ渡っていることでの安心感、また、ブランドとして確立できているのであれば、その分もプラスで価格に乗ってきます。
これが大手と個人でのパーソナルジムの価格が異なる理由になります。
では次に、『大手どうし』、『個人どうし』と比べたらどうでしょうか。大手どうし、個人どうしで比べても価格差はかなりありますね。
これは、大きくは設備やロケーションといった『パーソナルジムの環境要因』と『トレーナーの技術料』に関わってきます。
まずは『パーソナルジムの環境要因』
基本の戦略は大手、個人でもマーケティング上では大体同じになりますので、上記のジム運営にかかる費用の内訳は大体同じにあります。違いは費用の負担割合です。
つまり、上記のジム運営にかかる費用から
『どの科目に力を入れるか』によって、価格が変わってきます。
例えば、街中で駅近という『ロケーション』を売りにすれば、家賃が上がりますし、『トレーニング環境をしっかり整える』のであれば設備費用が上がります。
つまり、アクセスがあまり良くなく、設備もあまりよくないパーソナルジムでは価格は低価格になりやすいですし、逆に立地が良く設備も整っていれば価格は高価格になりやすいです。
次に『トレーナーの技術料』。
パーソナルトレーニングはトレーナーの技術料になるので、決められている金額設定はなく、良くも悪くも『言い値』になります。
当然実力のある人気トレーナーは価格は高くなりますし、不人気のトレーナーは価格が低いです。
ここで問題となるのが、この技術料はトレーナー自身が決めるものになるので、価格のばらつきが非常に出やすいです。
そして、自分の実力に見合わない価格をつけてしまうこともあります。
これはトレーナー自身わかっていないのもありますし、うぬぼれや謙遜をしすぎて、『提供するパーソナルトレーニングに対して、適正な価格になっていない』ことにあります。
ただ、パーソナルトレーニングの難しいところは、トレーニング指導だけが評価対象ではなく、結局のところはお客様が満足いただければそれが正しいサービスになってしまいます。
そのため、お客様自身も『何のためにパーソナルジムに通うのか=目的』を明確にしていなければ、求めるサービスの精査ができなのです。
なので、パーソナルジムの選び方前編で説明した通り、まず大事になってくることは『目的』になります。
この目的が達成できれば、トレーナーの質が高かろうと低かろうと、正しいサービスになり、それに対して支払った費用が『適正価格』になります。
つまり、トレーナーの技術料を決めるのは私たちでトレーナーですが、それが正しいかを決めるのはサービスを受ける側の『お客様』であります。
パーソナルジムやパーソナルトレーニングは結果が全てであり、その結果の評価は『お客様の満足度』です。
目的を持ったパーソナルジムの選定ができており、お客様の満足度が高ければ、そこのパーソナルジムは優良ということになります。
一般的なイメージで考えると、優良なパーソナルジムはトレーナーの『指導力が優秀』と考えがちですが、実はそれは違っていて、実際のところは『お客様が満足度が高い』になります。
トレーナーの実力があり、高い指導力があるのは、そのパーソナルジムの一つの武器であり、全てではありません。
あくまでも『立地』や『設備』といった『要素の一つ』にしかありません。
私の経験では、必要最低限の知識、技術を学んだトレーナーであれば現場に出て、トレーニング指導することは可能であると思います。
しかし、それだけではお客様を満足させることはできません。
そこから経験や技術を積み、トレーニング指導だけでなく、ここに通ってよかったと、お客様に思っていただけるようなトレーナーになるには時間が必要です。
これができているトレーナーが実力があるトレーナーであると思います。
トレーナーは自分自身が主体ではなく、あくまでもサポートする立場です。どれだけ自分の経験を積んでも、どれだけ大会実績を積んでも、どれだけきついトレーニングをしようと、お客様に変化を与えれなければトレーナー失格です。
話は長くなりましたが、トレーナーの技術料はトレーナー自身の言い値になりますので、ここが大きな価格差の要因となります。
まとめると、『パーソナルジムの環境要因』と『トレーナーの技術料』が価格帯の異なる理由になります。
最後に、ではどうすれば自分とって適したパーソナルジムを選定できるのか。
これは結局のところ、最後は体験トレーニングやカウンセリングに行き、ご自身の目で確認してください。
自分の意思で決めないと、結果が出なかったり、辛い局面で迷いが出て後悔をしてしまいます。
冒頭にも話しましたが、パーソナルジムは価格だけ見れば決して安いものではありません。
だからこそ、ご自身のお財布事情も踏まえてしっかり吟味選定し、選んだからにはそこのトレーナーを信じ真剣に取り組んでください。
そうすれば自ずと結果はついてきて、結果、満足できると思います。
1点注意ですが、それでもトレーナーの技術料と価格が乖離しているジムもあります。
業界側からすればある程度見ればわかるのですが、おそらく選ぶ側からすれば分かりにくいと思います。
そのため、見分けるポイントを最後お伝えして、今回の『パーソナルジムの選び方』を終わろうと思います。
あくまでも目安になるので、それが全てだと思わないでください。
・キャンペーンや価格の値下げを頻繁に行なっている
・コンセプトが定まっていない。
・『ジムの売り(強み)』が無く、なんでもできるような抽象表現が多い。
・立地を加味しても相場とかけ離れている価格帯(良い場合でもあるので注意が必要)
・トレーナーの強みがわからない
以上になります。
浜松市のパーソナルジム Luregene Fitness(ルアジーン フィットネス)はお客様のプライバシーを第一に完全個室のプライベートトレーニングを提供しております。結果がでない、リバウンド、情報がありすぎて何をしたらわからない、等、お悩みのある方はお問い合わせください。
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