1日で体重が1〜2kg増減する理由
昨日食べ過ぎてしまったなぁ〜。
逆に、明日に健康診断があるから、体重を減らすために今日1日はほぼ断食に近い状態にするぞ!
この結果、思いのほか体重が増減した経験はありませんか?
この1日で体重が1〜2kg増減する理由。
みなさんは何だと思いますか?
正解は水分になります。
食べ過ぎてしまって体重が増えてしまった人は安心するでしょう。
反面、頑張って食事を減らして体重を落とした人は残念な気持ちになるでしょう。
この1〜2kg増減する理由としては、
『グリコーゲン』
が関係しています。
詳しく説明していきます。
糖質制限をしたことがある人は聞いたことがある名前だと思いますが、グリコーゲンはグルコース=ブドウ糖に水分子がくっついた状態のものとなります。
グルコースは体のエネルギーのもとになるもので、ATPの生産に最も大きな影響を与えるものになります。
すぐに使えるエネルギー源ですので、車で言うガソリンみたいのものです。
このグルコースですが、基本は血液の中を流れています。
身体活動に応じて消費されていくのですが、このグルコースも有限であるため、消費され続ければ血液中からどんどん減っていきます。
そのため、グルコースが減り始めたらすぐさま血液中にグルコースを送り込まないといけないのですが、このタイミングで食事が取れなかった場合はグルコースは血液中に補充できません。
この時に役に立つのが、グルコースを補完しているグリコーゲンが役に立つのです。
補完されているグリコーゲンが溶け出してグルコースとなり、血液中のグルコース量を保っているのです。
この補完されているグリコーゲンが、体重を増減させている元凶であります。
体に必要な機能なので元凶と言う表現は適していないのですが、ダイエッターや減量をおこなっている人からすれば大敵になりますよね。笑
このグリコーゲンはグルコースを貯蔵しているものになりますが、グルコースそのものでは貯蔵できないので、これに水分子がくっついてグリコーゲンになるのです。
グリコーゲンは筋肉内に『筋グリコーゲン』として、肝臓に『肝グリコーゲン』として貯蔵されます。
体格や性別によっても変わりますが、おおよそ筋グリコーゲンは400g(1600kcal)、肝グリコーゲンは100g(400kcal)ほどになります。
そしてこのグリコーゲンはグリコーゲン1gに対して水が3gほどくっつきます。このくっつく水を『結合水』というのですが、これが体重を増減させている原因になります。
つまり、グリコーゲンが500gある場合は水が1500gもくっついている状態ですので2kgほど増えるいうわけです。
厄介なことにこの結合水は汗や尿では排泄されずに、グリコーゲンを消費しないとなくなりません。
以上が人間の生理的反応により体重の増減が起きる理由となります。
遺伝的影響で糖質の代謝力が高い人は特に増減が起こりやすいです、ご自身の体質を見極める一つの目安にしてみてください。
本日は、1日で体重が増減する理由を説明しました。
減量中に体重が変動するとモチベーションが下がりますよね。
しかし、この原理がわかっていれば一喜一憂する必要もなくなります。
ダイエットは化学です。ただ闇雲に行うのではなく、理論をきちんと理解して行うことで成功率が格段に上がります。
それでは本日は以上です。
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