肥満者が増えた原因とは(統計データを基に)【浜松市のパーソナルジムLuregene Fitness】

2021/06/13 知識
データ

こんにちは!
浜松市のパーソナルトレーニングジム
Luregene Fitness(ルアジン フィットネス)のRyoです!


本日は『肥満者が増えた原因とは』ということで統計データから読み取れる肥満者が増えた原因を考察しようと思います。
今回データは載せないですが、興味がある人はぜひ調べてみてください。統計のデータは厚生労働省の報告する【国民健康・栄養調査】の結果を引用しています。

【厚生労働省】国民健康・栄養調査

少し古いデータになりますが、1975年から2005年の30年間の間で日本人の男性平均体重は約8kg増加しています。
これは平均身長も合わせて約7cm程伸びている点もありますが、女性の場合も平均身長は約6cm伸びているのに対し、体重はほとんど変化していません。これは日本人女性の美意識の高さの観点からと考えられているそうです。

そして今度は同じく30年間で、肥満者であるBMI25以上の日本人男性は約15%から30%程に増加しています。つまり、日本人男性の3人に1人は肥満者になるのです。ちなみにここ10年間は30%前後をキープしている感じです。
先ほど体重が増加した原因に身長も含まれると記載しましたが、BMI25以上の肥満者の割合が増えていることから、やはり体重の増加(体脂肪)が大きな要因と考えられます。ちなみにBMIは体重を身長の2乗で割った値になりますので、身長増加だけが体重増加の原因であれば、BMIの値は変わりません。
ちなみに女性は体重と同じく、BMI25以上の肥満の割合は変わっていません。

そして最後になりますが、今度は1977年から2007年の30年間の間で日本人の平均摂取カロリーは、なんと約250kcal減っているのです。
これには私もびっくりしました!
単純に摂取カロリーが増えたことで肥満者が増えたと思っていたのですが、実は『食べ過ぎ』が原因ではないのです。

では、なぜ摂取カロリーが減っているのに肥満者は増えているのでしょう。

私が考える肥満者が増えてしまった原因はおそらく2つ。
1つは『食生活の変化』。つまり食べるものの変化です。
栄養素的に見るとマクロ栄養素(炭水化物、脂質、タンパク質)の割合が変わったことと、炭水化物から糖質が多い食事が増えたこと(玄米から白米に変わったなど)だと考えます。

そしてもう一つは『運動量の低下』。
便利な生活ができるようになった反面、やはり運動する場面が減ったと思います。
日常生活で動くエネルギーは、1日の消費エネルギーはそんなに大きな割合を占めませんが、やはり毎日の積み重ねは大きなエネルギーとなります。

この2点から考えれば、ダイエットを行うにはやはり食事と運動は必要になると思います。特に運動は減量だけではなく認知症や脳血管疾患の予防にも大きな効果があります。

ダイエットに関して単純に食事の摂取量を落とすのではあまり意味がありません。これは過去の統計データから言い切れます。
大事なのは『食事の内容』になります。もちろんダイエットは食事量を落とす必要はありますが、単純に量を落とすのではなく、マクロの栄養素を考えなければなりません。
そして適度な運動を行うことが大事です。


今回は統計データを基に肥満者が増えた原因を考察してみました。摂取カロリーが落ちているのに肥満者が増えていることにはびっくりしました。
昨今は健康志向が強まっていますので、この機会に食事を見直して運動を取り入れてみては如何でしょうか。

それでは、本日は以上です。


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