ダイエット等の様々な情報の見分け方について
本日は『ダイエット等に関する様々な情報の見分け方』というテーマで説明していきたいと思います。
ダイエットに限らず、減量、増量、サプリメント、HIITなど、健康増進関連の情報は世の中に溢れています。どれが正しい情報か、時には私もよく分からない内容の質問を頂いたりします。
そのような様々な情報がある中で、私なりに『どのように考えて判断を行っているか』をお伝えできればと思います。
私の考えが全て正しい、というわけではありませんがある程度は理にかなった考えをしていると思いますので、情報の選定の仕方がよくわかない人はぜひ参考にしてください。
では説明していきます。
まず、私が1番大事にしていることは『科学的な根拠・理論』になります。1番というかこれが全てになります。科学的根拠で説明できない事柄は、ほぼ全て効果は期待できないと思っています。
例えば、『筋肉をつけるためにはプロテインが良い』という情報があったとします。
今は『プロテイン』という『サプリメント』を摂取するのは当たり前になっているので、当然の内容に聞こえるかもしれません。
しかし実際10年近く前はプロテイン自体を飲むことを危惧している人はかなり多かった気がします。プロテインを飲むことによる『メリット』よりも肝機能を心配する『デメリット』を気にする人が多かったです。今のコロナウイルスのワクチン見たいですね!
しかし、結果的に今はプロテインを飲む人が圧倒的に増えています(もちろん否定的な考えを持っている人もいます)。
これには『プロテイン』というものの正体がわかったきた、つまり、プロテインについての知識を持つ人が多くなったことだと思います。
人間、わからないことについては防衛本能が働きネガティブに考える特徴がありますので当然ではありますが、現実、世の中に様々な種類のプロテインが出てきたことが証拠でそれだけ認知がされてきたのだと思ます。
話はそれましたが、『筋肉をつけるためにはプロテインが良い』と言えるのはなぜか?
それは『科学的根拠・理論』があるからです。
まず、筋肉をつけるためには、体の反応として起こる『異化(分解)』と『同化(合成)』で、同化(合成)に持っていく必要があります。つまり、摂取カロリーを自分の1日の消費量よりも多く摂らないといけないということです。
そしてカロリーを多くとる必要がある中で、PFC(P:タンパク質、F:脂質、C:炭水化物)と呼ばれるマクロ栄養をどのくらいの割合で摂取していくかになります。
筋肉をつける上で『最低限摂らないといけないタンパク質量』というのは人によって違いますし、そもそも『最低限の量』なんて決まっていません。そのため、ここでは数値として○gとは言えないですが、『これくらい取っておけば足りるだろう』という量を過去からの情報をもとに考えると、基本は最低『自分の体重のg数分』と言われています(今回はここの内容の科学的根拠ではありませんので経験をもとにしています)。
これで『筋肉をつけるためにはタンパク質が必要である』ということがわかりました。ではあとはタンパク質をどのようにとっていくか、になります。
この段階になって『プロテイン』が出てきます。
プロテインは生乳や大豆などから抽出した『タンパク質』ですので、タンパク質を効率よく摂取したい目的の人には適しているのです。
そして、摂取したタンパク質は体中で消化され『アミノ酸』に分解されて吸収されます。吸収されたアミノ酸はDNA(遺伝子)をもとに皮膚になったり、筋肉になったり、血液、骨などになっていくのです。
上記の内容は全て体の生理学で説明できます。
そのため、筋肉をつけるには、まわりにまわってタンパク質を普段より多く摂取する必要がある。つまり、『プロテイン』を利用すると効率が『良い』ということになります。
これが『科学的根拠・理論』になります。
今はほとんど聞かなくなりましたが、『りんごダイエット』のような『単一物だけ食べ続けるダイエット』や『兎跳び』のようなトレーニング方法は栄養学や解剖学の面から考えれば、目的に対して効率的ではないので、私の中では信憑性は低くなります。
もちろんサプリメントに関しても同じです。
なぜ『このサプリメントを摂る必要があるのか?』
サプリメントを摂取する目的をしっかり考えましょう。そしてわからないことは専門家に質問して、必ず納得してから摂取をしましょう。
本日は『ダイエット等に関する様々な情報の見分け方』というテーマで説明しました。
どんな有名な人や結果を出している人が言っていることでも『科学的な根拠と理論』がないと、その情報を信用することは危険だと思います。
今の時代webで検索すれば大抵の内容は載っているので、まずは自分で調べましょう。それでもわからないことは専門の人に聞きましょう。これができていけば、どの情報を信用するべきか、情報の見分けができるようになると思います。
では本日は以上です。
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