遺伝的に『脂質代謝異常』の人について

2018/07/20 ダイエット

こんにちは!
浜松市のパーソナルトレーニング ジム
Luregene Fitness(ルアジーン フィットネス)のRyoです!


本日は遺伝子の脂質代謝異常について説明していきます。
ここでいう『脂質代謝異常』は『β3ARがヘテロ、ミュータント』であることとします。
要するにβ3ARが変異していると思っていただければ良いです。

β3ARといってもβ3ARの中でも『数十〜数百種類』ほどあります。そのため、B3ARでも『β3ARの中の何を調べているか』が重要になります。

様々な遺伝子検査がある中で、表記的には同じβ3ARと書いてあっても、厳密に言うと内容は異なってきます。

さらに脂質代謝に関しては『この遺伝子を調べています』、と表記してくれているならまだしも、それすら書いていない検査結果もあります。

『あなたはこのような型です』などに分類され、アドバイスが書かれているものは何の遺伝子を調べているかが検査機関のみしかわからないので、それを信じるしかありません。

それが良いか悪いかではなく、あくまで遺伝子結果の開示の仕方が異なるだけです。
もし当ジムのように何の遺伝子を調べていて、それを開示してくれて、細かく判断や分析を好む人なら、その結果を出してくれる検査のものを選べば良いですし、理論はいいので結果のみ知りたい人でしたら、上記のものでも良いと思います。

私としては、遺伝子概論を勉強しているのもありますが、
やはり細かい方が良いと思います。
何より私が遺伝情報を把握できるので、メニューが非常に組みやすくなりますし、遺伝子の働きがわかるのでより細かい指導ができます。

例えば、
洋服屋でスーツを選定する時も、単純に体格に合うものだけでなく、話をしていった中で、その人の雰囲気、性格に合わせたものを含めて選定できた方が良いと思います。

それと同じく体も、その人の性別や身長、骨格筋量だけで判断したメニューではなく、その人の遺伝的要素も考慮した方が良いと思います。

これが私が思う本当のオーダーメイドです。

少し前置きが長くなりましたが、本題の脂質異常について説明していきます。


脂質代謝異常の人は文字通り脂質の代謝が弱い人です。

β3ARに関しての脂質異常の場合は、

『脂肪細胞を分解する力が弱いのですが、溜め込みやすいかは異なります』

『異なります』、
というと語弊がでますので、

『他の遺伝子の影響が大きい』

と言い換えておきます。

β3ARに関しては溜め込むよりも、放出に関係している遺伝子なので、溜め込んでしまった中性脂肪を分解するのは大変ですが、その前に溜め込まなければいいことなのです。

脂質代謝異常と聞くと脂質全般がダメなイメージですが、実はそんなことはなく、脂質代謝異常でも中性脂肪を溜め込みにくい人もいるのです!

ここでも一つ一つの遺伝子が分析できるとわかる範囲が広がってきますね!


β3ARが変異の人は、まずは脂肪を溜め込まないことが大切です。
溜め込みやすいかはβ3ARだけでは判断できません。
良くも悪くもですが、β3ARが悪いからといって太りやすいわけではないのです!

すでに溜め込んでしまっている人や溜め込み気味の人は、
β3ARとうまく付き合っていき、減らす努力を人一倍頑張らなけれなりません。

つまりβ3ARが変異している人は残念ですが、
『脂肪の分解』がかなり弱いので落とせる速度はかなり遅くなります。

人によって様々ですが、おそらく想像しているよりも落ちません。
根気強く向き合うことが大事ですね!


じゃあβ3ARが変異してるとどうしようもないのか、というとそういうことでもなく、対策はあります。
以前の記事に対策は書いてあるので気になる方は参考にご覧ください!


β3ARは受容体なので、神経伝達物質のカテコールアミンを受け取る受容体です。
ここに刺激が入って、幾つかの工程を経て、はじめて脂肪分解の指令であるリパーゼに刺激が入ります。

有酸素運動はβ3ARに刺激を入れる代表的な運動ですが、変異のある人はこの刺激をなかなか受け取れないのです。

そのため、有酸素運動でもβ3AR変異の人は少なくても30分以上でようやく刺激が入り始めます。
脂質代謝異常と言っても有酸素で痩せないことはないのですが、それなりにやらないと落ちていきません。
ここが努力するところですね!

有酸素運動は中性脂肪が多い人に関しては効果はかなり大きいです。
もちろん無酸素運動も非常に大事ですが、今現在、体についている中性脂肪をそぎ落としていくのに、しっかり時間をかけた有酸素運動はβ3ARの変異に関係なく効果があるのはまちがいないです。
最も良いのは無酸素、有酸素の掛け合わせです。

最終的はやり続けることが非常に大事です。

遺伝子検査の活用で目標までの期間や運動頻度はかなり明確化できると思います。
モチベーションを保つために先行き不透明であることを解決することは非常に大切ですね!


本日は脂質代謝異常(β3AR)について説明しました!
またの機会に違う遺伝子を紹介していこうと思います!

では本日は以上です( ^ ^ )

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